JLPT · JLPT 4

子供のための選択

息子の健司に何かスポーツを習わせようと思った。 周りの親たちはサッカーや野球など、

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Transcript

  1. 息子の健司に何かスポーツを習わせようと思った。
  2. 周りの親たちはサッカーや野球など、
  3. 一つのスポーツに集中させているようだ。
  4. 早くから専門的な練習をさせれば、
  5. 才能が伸びるという気持ちは理解できる。
  6. しかし、私は少し心配になってきた。
  7. 特定のスポーツだけに集中することは
  8. 子供の体にとって負担が大きいのではないか。
  9. 同じ動きを繰り返し練習するわけだから、
  10. 怪我をしやすくなるという話も聞く。
  11. それに、まだ成長の途中にある健司にとって、
  12. まず必要なのは多様な動きを身につけることだ。
  13. 得意な動きも苦手な動きも経験することで、
  14. 全身の運動能力がバランスよく向上するはずだ。
  15. 親が決めたスポーツをいやいや続けることになり、
  16. スポーツそのものが嫌いになってしまう、
  17. なんてことにもなりかねない。
  18. 幼いうちは一つのことに絞るのではなく、
  19. いろいろなスポーツを経験させるべきだろう。
  20. スポーツの楽しさを知ることが何より大切だ。
  21. そこで私は健司を特定の教室には入れず、
  22. 週末に色々な場所に連れて行くことにした。
  23. 公園でバスケをしたり、プールで泳いだり。
  24. 健司は心から楽しんでいるようだった。
  25. この基礎的な運動能力こそが
  26. 将来、彼が本格的に何かを始めたいと思った時、
  27. きっと役に立つに違いない。