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孤独という病

「友人とは何か」の答えは様々だろうが、 ある心理学者の本に刺激的な定義があった。

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  1. 「友人とは何か」の答えは様々だろうが、
  2. ある心理学者の本に刺激的な定義があった。
  3. 「夜中の十に時に、自動車のトランクに死体を入れて持ってきて、
  4. どうしようかと言ったとき、黙って話に乗ってくれる人」
  5. なかなか刺激的だ。
  6. 最近の学生たちを見ていると、
  7. 友情はまた別の問題を抱えているように思える。
  8. 先日、一人の学生が私のところに相談に来た。
  9. 大学に入学して、まだ一週間も経っていないのに。
  10. 彼は「友達ができない」と深く悩んでいた。
  11. 「努力したものの、うまくいきません」と彼は言う。
  12. 私はその言葉に驚かざるを得なかった。
  13. 一週間努力すれば、友達ができると思っていたことにだ。
  14. この頃、このような相談が増える一方だ。
  15. 中には友達ができないという理由だけで、
  16. せっかく入った大学を中退する学生さえいる。
  17. これは我々大学側にとっても深刻な問題なのだ。
  18. 学生たちは友達がいない寂しさより、
  19. いない恥ずかしさに耐えられないのだという。
  20. 「暗いやつ」と見られたくない。
  21. 周囲の目が気になって、
  22. 学食で、一人でご飯を食べられない。
  23. あげくに、トイレで食べる者もいるというから驚かされる。
  24. 「友達がいなさそう」というのが、
  25. 今や最も手厳しい罵倒の一つなのかもしれない。
  26. やさしそうに見えて、実は残酷なご時世だ。
  27. 携帯に何百人もの「友達」を登録して、
  28. 精神安定剤にしている学生もいると聞く。
  29. だが、友情とは成長の遅い植物のようなもの。
  30. 何百人の連絡先を持つことと、
  31. 一人の親友を持つことは同じわけではない。
  32. それはまるで造花を飾って安心しているかのようだ。
  33. 老婆心ながら、
  34. 彼らの心の内が本当に安らいでいるのか気にかかる。