Japan's History · Section 1

世界史探究のガイダンス

はい、どうも。世界史探究のみかたです。 この動画では、世界史探究とはどんな科目なのかについて

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Transcript

  1. はい、どうも。世界史探究のみかたです。
  2. この動画では、世界史探究とはどんな科目なのかについて
  3. 解説していきたいと思います。
  4. それでは早速始めていきましょう。
  5. 世界史探究は歴史総合の学習で身につけたことをもとに、
  6. 世界の歴史の大きな枠組みと展開に関わる諸事象について
  7. について学ぶ科目とされています。
  8. どういうことでしょうか?
  9. もう少し具体的に説明していきましょう。
  10. 歴史総合では現代的な諸課題について考えるために、
  11. 現代と直接関係を持つ十八世紀以降の歴史を学びました。
  12. その上で、世界史探究では、
  13. 人類の誕生から現代までの長い時間、
  14. そして広く地球規模の歴史を扱うことになります。
  15. では、新しく設立された世界史探究の特徴とは
  16. 一体何でしょうか。
  17. 世界史探究の各パートは、
  18. 諸地域の形成や諸地域の交流、再編、
  19. 結合など、諸地域に焦点が当てられた編成内容となっています。
  20. 地図で確認してみましょう。
  21. 例えば、ユーラシアの諸地域は東アジアや西アジア、
  22. 地中海周辺などに分けることができますが、
  23. それぞれ一定のまとまりを持ってはいるものの、
  24. 独自の固定された世界を作っていたわけではなく、
  25. 古くからたくさんの移動や交流がありました。
  26. 近代以前の人類はあまり移動しなかったというのは間違いで、
  27. グローバルな人の移動や交流、そして対立は、
  28. 人類史の最初からしばしば起こってきたのです。
  29. また、人だけではなく、物や金、
  30. 技術などの移動も昔から諸地域間で活発に行われてきました。
  31. 例えば、食べ物を例にとってみましょう。
  32. イタリアではトマトパスタなどトマトソースを使った料理が有名ですが、
  33. トマトはいつ頃からイタリアで食べられるようになったのでしょうか。
  34. 答えは十七世紀以降のことです。
  35. では、なぜこの時期なのでしょうか。
  36. それは、大航海時代にトマトが原産地だったアメリカ大陸からヨーロッパに海を渡ってやってきたからです。
  37. トマトが原産地だったアメリカ大陸から
  38. ヨーロッパに海を渡ってやってきたからです。
  39. つまり、トマトはもともとアメリカ大陸で栽培されていたもので、
  40. 大航海時代までのヨーロッパにはなかったのです。
  41. しかも、トマトは当初、その鮮やかな色から
  42. 観賞用の食物としてヨーロッパに紹介されたため、
  43. 食用にはなかなかなりませんでした。
  44. 十七世紀末にトマトソースのレシピが考案されたことによって、
  45. ようやくイタリアの高級料理に出されるようになったのです。
  46. このように、ある地域の伝統料理とされたものに
  47. 使われている食材が、
  48. 実は他の地域から持ち込まれたものだった
  49. という話は他にも多くあります。
  50. また、食物だけではなく、
  51. 宗教や文化など様々なものが諸地域間で行き交っていました。
  52. 世界史探究はこうした諸地域間のつながりに着目して、
  53. 長い時間の歴史を学習する科目なのです。
  54. それはすなわち、
  55. 国ごとの歴史を寄せ集めた世界史だけではないことを意味しています。
  56. また、世界史探究を学習することによって、
  57. 歴史総合で学習した国民国家の形成や
  58. 産業革命による産業社会の成立などの諸事象が、
  59. 相対的に短い期間のうちに生じた
  60. 大きな変化だということに気づくことができます。
  61. こうした視点で近代以降の歴史を改めて捉えることによって、
  62. 現代の地球世界の課題について深い学びが可能となってくるのです。
  63. そういった意味では、
  64. 世界史探究は歴史総合と深く関わっていると言えるのです。
  65. 一方、実際の授業では、歴史総合の時と同じように、
  66. 資料を活用して読み解いたり、
  67. まとめたりしながら、世界の歴史の大きな枠組みと展開について
  68. 理解することが求められています。
  69. さらに、学習を通じて抱いた疑問や
  70. 追求してみたい事柄について、
  71. 自ら問いを表現し、探究していくことになります。
  72. ですが、内容について分かっていないのに
  73. 疑問を出せと言われても簡単には出てこないし、
  74. 話の全体像もつかめていないのに、
  75. 資料を読み取ってまとめてみようと言われても
  76. 難しいと思う人もいるかもしれません。
  77. さらに、教科書には難しい用語もあったり、
  78. 話と話のつながりも分かりにくかったりして、
  79. 内容の理解が進まないなと感じる人もいるかもしれません。
  80. そこで、世界史探究の味方では、アニメーションや地図、
  81. 絵や関係図などを用いて、
  82. 各回の授業内容についての流れを
  83. 動画で分かりやすく解説していきます。
  84. この動画の目的は、
  85. 視聴した人が教科書を読めるようになること、
  86. 世界の歴史や地球規模の課題について
  87. 自ら考える力を身につけてもらうことです。
  88. それでは、今回の解説は以上です。