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硤合教授とノーベル化学賞

日本化学会の林隆教授に話を聞きました。 今回、ノーベル化学賞に決まったソワイ教授たちの研究、

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  1. 日本化学会の林隆教授に話を聞きました。
  2. 今回、ノーベル化学賞に決まったソワイ教授たちの研究、
  3. 何がすごいのかというと二点あります。
  4. 一点目が、地球上のあらゆる生命体、
  5. 私たちの生命の起源に迫る研究であるという点なんです。
  6. 注目したのがアミノ酸です。
  7. アミノ酸は私たちの体を作る大切な分子です。
  8. 本来、アミノ酸の分子には左手タイプと右手タイプと、
  9. 互いに鏡のような関係にある形が存在します。
  10. なんですが、私たちの体の中のアミノ酸を見てみると、
  11. なぜか同じアミノ酸にも関わらず、
  12. この左手タイプの形のみになっているんですね。
  13. なぜ私たちの体の中にあるアミノ酸が
  14. 片方だけに偏っているのか、
  15. これは科学界でこれまでずっと謎に包まれていました。
  16. この謎を解き明かしたのがソワイ教授たちの研究なんです。
  17. この研究のすごいところ二点目。
  18. それが薬の開発に画期的に役立つという点なんです。
  19. 先ほど話したように、
  20. 私たちの体の中にあるアミノ酸の形は
  21. 左手タイプのみに偏っています。
  22. 通常、薬を作ろうとすると、
  23. その薬が持つ分子の形は左手タイプ、
  24. 右手タイプが混ざったものになります。
  25. 私たちの体にとっては、薬の左手タイプが効く場合や、
  26. 薬の右手タイプが効く場合があって、
  27. この効かないタイプが人体にとって
  28. 害をもたらす可能性もあります。
  29. ソワイ教授たちの研究では、
  30. 人工的にこの左手タイプのみを持つ
  31. アミノ酸を効率的に作る仕組みを解き明かして、
  32. これはつまり人の体によりよく効く薬を作ることに
  33. 繋がっているんです。
  34. 小林さんの解説でした。