Business Japanese · Section 2
フレックスタイム制度の終わり
今朝、会社から一通のメールが届いた。 件名は「フレックスタイム制度見直しについて」。
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Transcript
- 今朝、会社から一通のメールが届いた。
- 件名は「フレックスタイム制度見直しについて」。
- 何だろうと思いながら、僕はメールを開いた。
- そこには、驚くべき内容が書かれていた。
- かねてから問題視されていた、わが社のフレックス制度。
- それが本年度をもって廃止されるというのだ。
- まず、僕たち管理職から対象になるらしい。
- 確かに、定時に社員が揃わないことはあった。
- そのせいで、お客様にご迷惑をかけたことも一度や二度ではない。
- 作業の能率が下がっているとの声も耳にしたことがある。
- そういった状況に鑑み、会社は決定を下したわけだ。
- 頭では理解できるものの、気持ちが追いつかない。
- 僕にとってこの制度は単なる便利なものではなかった。
- 朝の満員電車を避けられるだけでも、ありがたかったのに。
- 小さな子供がいる僕としては、本当に助かっていた。
- 時には保育園のお迎えに間に合わせることもできた。
- しかし、それももう終わりか。
- 会社の方針である以上、従わざるを得ない。
- メールには将来は一般職についてもと書かれていた。
- 取りやめる方向で検討中だそうだ。
- 部下たちの顔が次々と頭に浮かんでくる。
- 彼らの生活にも大きな影響が出るに違いない。
- 育児や介護など、特別な理由があれば別らしいが…。
- その「特別」の基準は一体どこにあるのだろうか。
- 能率アップどころか、社員の士気が下がるのではないか。
- これからの働き方を考え直す必要がありそうだ。
- 僕は重いため息をつき、パソコンの画面を閉じた。