Folk tales · Section 2
河童と相撲の約束
昔々、ある村にとても力持ちの男がいました。 ある日、彼が川沿いを歩いていると、
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Transcript
- 昔々、ある村にとても力持ちの男がいました。
- ある日、彼が川沿いを歩いていると、
- 一匹の河童が飛び出してきました。
- その河童は男の道をふさいで、
- 「相撲で勝負しろ!」と挑戦してきました。
- 河童は相撲に絶対負けない自信がありました。
- 男は河童の力の秘密を知っていました。
- それは頭の上のお皿にある水だということを。
- それで、彼は力ではなく、知恵を使うことにしました。
- 試合が始まる前に男はきちんと立って、
- 河童に深くお辞儀をしました。
- これは相撲の大切な礼儀だったのです。
- 礼儀を重んじる河童は
- すぐに丁寧にお辞儀を返しました。
- その瞬間、頭のお皿から、
- 水が全部こぼれてしまいました。
- すると、河童の体から力が抜けて、
- その場に、ぺたんと倒れてしまいました。
- 河童はすっかり弱くなってしまったのです。
- 男は倒れた河童を持ち上げました。
- 怖くなった河童は命乞いを始めました。
- 「どうか助けてください。」
- 「助けてくれたら、必ずお礼をしますから。」
- 男は河童を許してあげることにしました。
- しかし、一つ条件を出しました。
- 「もう村人に迷惑をかけないと約束しなさい。」
- 「そして、骨の痛みを治す方法を教えるんだ。」
- 河童はその約束をしっかりと守りました。
- それ以来、村人を困らせることはなくなりました。
- 時々、男の家の前に新鮮な魚が置かれていたそうです。
- それは河童からの感謝の気持ちでした。
- 河童の治療法も村に伝えられたということです。