Folk tales · Section 2
金の斧、銀の斧
むかしむかし、あるところに 貧しいけれど正直な木こりがいました。
Level: N3 · 30 sentences
Transcript
- むかしむかし、あるところに
- 貧しいけれど正直な木こりがいました。
- 彼の両親は早くに亡くなったため
- たった一つの鉄の斧が彼の全財産でした。
- 毎日、彼は森へ行き
- 木を切って、生活をしていました。
- 森のそばには、流れのとても速い川がありました。
- ある日、木を切っている時に
- うっかり斧を川に落としてしまいました。
- 大切な斧をなくしてしまい、
- 木こりは悲しくて、泣き始めました。
- すると突然川の中から
- 白いひげのおじいさんが現れました。
- おじいさんはなぜ泣いているのかと尋ねました。
- 木こりは正直に事情を説明しました。
- 話を聞いたおじいさんは
- 彼のために、斧を探しに川へ潜りました。
- しばらくしておじいさんは水面に上がり
- ピカピカの銀の斧を見せました。
- しかし、木こりは首を横に振って、
- 「それは私の斧ではありません」と答えました。
- 次に、おじいさんは金の斧を見せました。
- 木こりはそれも自分のものではないと言いました。
- 三度目におじいさんが持ってきたのは
- 木こりがなくした古い鉄の斧でした。
- それを見た木こりは大変喜びました。
- 「それこそが私の斧です!」と。
- おじいさんは彼の正直な心を褒めました。
- そして褒美として、金と銀の斧も彼に与えました。
- 正直者は神様から助けてもらえるというお話でした。