Folk tales · Section 2
犬鳴村の伝説
日本には、数多くの都市伝説があるが、 中でも犬鳴村は最も有名なものの一つだ。
Level: N2 · 32 sentences
Transcript
- 日本には、数多くの都市伝説があるが、
- 中でも犬鳴村は最も有名なものの一つだ。
- これは福岡県にある旧犬鳴トンネルにまつわる話である。
- その古いトンネルを抜けると、
- 森の奥深くへと続く小道が現れるという。
- その道の先には犬鳴村が存在すると言われている。
- 村の入り口には手書きの看板が立てられているそうだ。
- 「この先、日本国憲法は通用せず」と。
- 村の住民は江戸時代から社会に見捨てられた人々だとされる。
- 彼らは外界から隔絶された生活を送っていた。
- そして、よそ者に対しては極めて残虐であったという。
- 1970年代初頭のある夜のこと。
- 一組の若い男女が車で峠道を走っていた。
- ところが、トンネルの前で車が突如動かなくなった。
- 彼らは助けを求めざるを得ず、車を降りた。
- そして、森の中の小道を歩き始めた。
- 例の警告看板を通り過ぎ、
- やがて荒れ果てた村にたどり着いた。
- そこは不気味なほど静まり返っていた。
- 危険を感じたものの、もう手遅れだった。
- 振り返ろうとしたその時、
- 狂気じみた男が鎌を手に追いかけてきた。
- 若い男性はその場で惨殺されてしまった。
- 恋人は恐怖に駆られ、必死に逃げた。
- しかし、一軒の廃屋の中を見てしまったのだ。
- そこには、腐敗しつつある無数の遺体が
- 山積みにされていた。
- 彼女もまたその男から逃れることはできなかった。
- このような悲劇的な物語によって、
- 犬鳴村の伝説は日本で最も恐ろしいものの一つとなった。
- 好奇心は時に取り返しのつかない結果を招く。
- 決して、足を踏み入れてはならない場所も存在するのだ。