Folk tales · Section 1

かぐや姫

むかしむかし、あるところに、 竹を切って、暮らしているおじいさんがいました。

Level: N3 · 34 sentences

Transcript

  1. むかしむかし、あるところに、
  2. 竹を切って、暮らしているおじいさんがいました。
  3. ある日、おじいさんが山へ行くと、
  4. 一本の竹が光っているのが見えました。
  5. 不思議に思って、その竹を切ってみると、
  6. 中には小さな女の子が座っていました。
  7. 子どもがいなかったおじいさんとおばあさんは、
  8. とても喜んで、女の子を育てることにしました。
  9. 女の子は「かぐや姫」、と名付けられました。
  10. かぐや姫はすぐに大きくなり、あっというまに、美しい娘になりました。
  11. その美しささのうわさは、国中に広まりました。
  12. そして、たくさんの偉い男たちが、​かぐや姫に結婚を申し込みに来ました。
  13. しかし、姫は誰ともも結婚したくありませんでした。
  14. そこで、男たちに無理な課題を、出しました。
  15. 誰もその課題を達成できませんでした。
  16. おじいさんたちは心配しましたが、かぐや姫はなぜか悲しそうでした。
  17. 特に、月が美しい夜になると、
  18. 姫はいつも月を見上げて、泣いていました。
  19. おじいさんが理由を尋ねると、
  20. ひめはついに、本当のことを話しました。
  21. ​​「私は、本当は地球の人間ではありません。」
  22. ​「月の都から来たのです。」
  23. ​「そして、次の満月の夜に、」
  24. ​「迎えが来て、月に帰らなけれなりません。」
  25. それを聞いて、おじいさんたちは、大変悲しみました。
  26. この話は帝の耳にも入りました。
  27. 帝は姫を守るために、たくさんの兵士を家のまわりに配置させました。
  28. しかし、満月の夜になると、
  29. 月からの使者たちが雲に乗って、降りてきました。
  30. 兵士たちはその光で動けなくなってしまいました。
  31. かぐや姫は泣きながらおじいさんたちに別れを言いました。
  32. ​​「今まで、本当にありがとうございました。」
  33. そして、天の羽衣を着せられると、
  34. 人間の心を忘れて、月に帰っていきました。