Folk tales · Section 1
かぐや姫
むかしむかし、あるところに、 竹を切って、暮らしているおじいさんがいました。
Level: N3 · 34 sentences
Transcript
- むかしむかし、あるところに、
- 竹を切って、暮らしているおじいさんがいました。
- ある日、おじいさんが山へ行くと、
- 一本の竹が光っているのが見えました。
- 不思議に思って、その竹を切ってみると、
- 中には小さな女の子が座っていました。
- 子どもがいなかったおじいさんとおばあさんは、
- とても喜んで、女の子を育てることにしました。
- 女の子は「かぐや姫」、と名付けられました。
- かぐや姫はすぐに大きくなり、あっというまに、美しい娘になりました。
- その美しささのうわさは、国中に広まりました。
- そして、たくさんの偉い男たちが、かぐや姫に結婚を申し込みに来ました。
- しかし、姫は誰ともも結婚したくありませんでした。
- そこで、男たちに無理な課題を、出しました。
- 誰もその課題を達成できませんでした。
- おじいさんたちは心配しましたが、かぐや姫はなぜか悲しそうでした。
- 特に、月が美しい夜になると、
- 姫はいつも月を見上げて、泣いていました。
- おじいさんが理由を尋ねると、
- ひめはついに、本当のことを話しました。
- 「私は、本当は地球の人間ではありません。」
- 「月の都から来たのです。」
- 「そして、次の満月の夜に、」
- 「迎えが来て、月に帰らなけれなりません。」
- それを聞いて、おじいさんたちは、大変悲しみました。
- この話は帝の耳にも入りました。
- 帝は姫を守るために、たくさんの兵士を家のまわりに配置させました。
- しかし、満月の夜になると、
- 月からの使者たちが雲に乗って、降りてきました。
- 兵士たちはその光で動けなくなってしまいました。
- かぐや姫は泣きながらおじいさんたちに別れを言いました。
- 「今まで、本当にありがとうございました。」
- そして、天の羽衣を着せられると、
- 人間の心を忘れて、月に帰っていきました。